犬の気持ちわかってあげよう

わたしたちは誰かに何かを伝えようとするとき、言葉で話すことができます。しかし犬はしゃべることができません。だから吠え方や行動で表現します。はじめて犬を飼ったときは戸惑うことも多いでしょう。でも大丈夫! 愛情と観察力とほんの少しの知識があれば、犬のキモチがわかるようになります。

吠え方で分かる犬のキモチ

クィンクィン、キュンキュンと鳴いたり、クンクンと鼻を鳴らす。
ワン!ワン!と単発で吠えるとき。

退屈だよ~、かまってよ~、遊んでくれ~、と言っています。ご主人さまに甘えたい!飼い主とじゃれたい!という意思表示。こんなときは一緒にボールを追いかけたり、寝っころがったりして遊んであげましょう。

単調にワンワン、ワンワンとリズムよく吠えるとき。
これも退屈のサイン。単なる退屈を通り越して、欲求不満になりつつあります。犬はもともと野山を駆け回る動物。遊んだり散歩したりする機会が少ないと、ストレスが溜まってしまいます。すぐ一緒にお出掛けしてあげましょう。

鼻にシワをよせる、歯をむく、ウ~と低い声でうなる。
耳を下げ、伏せるような姿勢になったとき。

人間でも狭い道で知らない人とすれ違うときはすこし緊張します。犬も同じ。知らない人や動物に会うと、防衛本能から「こわい!」「くるな!」「たたかうぞ!」という意味で威嚇します。慣れて警戒を解くまで、対象を近づけないほうがいいでしょう。

口を大きく開き、大声でワンワンと音の方向に向かって吠えるとき。
犬の聴覚はとても発達していて、訪問者の足音、玄関チャイム、電話の呼び出し音などに敏感に反応します。飛びつきそうな勢いで吠えますが、その音の正体を理解してしまえば落ち着きますから、優しくなでて安心させてあげましょう。

咬み付きたい! かじりたい!

甘咬みに驚かないこと
犬に咬まれるのは誰でもコワイもの。でも犬は攻撃のときだけ咬むわけではありません。信頼した人とじゃれているときも本気でなく咬みつきます。これが「甘咬み」。ビックリして手を急に引っ込めたりせず、そのまま遊んであげましょう。でも、痛いほど咬まれたときはきちんと叱ること。犬は利口なのですぐに学習し、程度をわきまえてくれます。

子犬はかじるのが仕事、と思おう。
子犬は何でもかじってしまいます。
人間の赤ちゃんが好奇心でなんでも触るのと同じです。かじられたくない物には、
市販の苦いスプレーをかけたり、あらかじめ片付けておいたりする配慮をしましょう。

穴を掘りたい! 埋めたい!

犬は野生の頃からの本能で、食べ残しを埋めたり、好きなものを埋める習性があります。室内のフローリングを引っかいて穴を掘る動作だけをすることもあります。犬種によってこの行動はまちまちなのですが、意外なところから犬のおもちゃが発掘されることもありがちです。

動くものは追いかけちゃう!

これも狩猟本能の名残りです。犬はスピーディーに動くものを見つけると、追いかけずにはいられません。
普通、気にすることはありませんが、何かを異常なほどしつこく追いかけ回しているときは、ストレスが溜まっている可能性があるので要注意です。そんなときは広い場所で思いきり走り回らせてあげましょう。

子犬が狂ったようにダッシュする「犬っぱしり」。

子犬と遊んでいると、なぜか子犬が急に四方八方に猛ダッシュを始めることがあり、初めて犬を飼った人はビックリしてしまいます。
これは俗に「犬っぱしり」と呼ばれる現象。遊んでいるうちに興奮してきた子犬が、心身に溜まった興奮を衝動的に発散させようとする行動です。気が狂ったのか?と心配する飼い主もいらっしゃるようですが、心配には及びません。興奮が治まれば、いつもの状態に戻ります。

オシッコでなわばりを主張。

散歩中の犬が電信柱にオシッコをかけているのを見たことがありますよね。これは「マーキング」といって、自分のニオイを付けてテリトリーを主張する行為です。基本的にオスの習性ですが、たまにメスでもマーキングする犬がいます。これについては叱っても仕方がないので、なるべく環境を清潔にしてあげるように配慮しましょう。

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