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October

【愛犬家攻略講座】ケース1 玄関前品性測定と初対面挨拶

2012.10.29 TOTAL ACCESS:26

【愛犬家攻略講座】ケース1 玄関前品性測定と初対面挨拶

諸君が大切なお客様を訪問したとしよう、深呼吸をしてインタフォンを押す。
ピンポーン
キャンキャンッ ダダダダダッッッ キュキュッ カッ キャンワンッッッッッ!
パタパタパタ
コラ!チョコちゃん!ダメよー!ダメっ パタパタ ワンワンキャン カリカリ ウゥー

よくあるお迎えの音声だ。犬嫌いのセールスマンならこれだけで逃げ出したくなる状況だよな。

愛犬のしつけできていますか?

「キャンワンダダダ」は、まずインタフォンに反応した飼い犬が目を吊り上げ耳を立てて、吠え立てながら玄関に向かってダッシュしている音。
途中の「キュキュ」は、その犬が玄関手前で方向転換した時にフローリングで足をすべらせて体制を崩し、また立て直した音。
「カッ」は、溺愛されてワガママになった犬が爪切りをイヤがるのでロクに足の爪を切れていないため、不潔に伸びた爪がフローリングにあたっている音。
少し遅れて聞こえて来る「パタパタ」は、そのウルサイ犬の飼い主のノンキなスリッパの音。
「コラ!」は本当は全然怒る気がないが一応客の手前は犬に怒ってみせている甘い飼い主の情けない嘘の声。
最後の方の「カリカリ」は飼い主に怒られつつも全く意に介していない犬が勇んで玄関ドアを爪の伸びた前足で引っ掻いた音。
一番最後のちょっと小さめの「ウゥー」は、引っ掻いていてはドアを開けられないので仕方なく飼い主が犬を両手で抱き上げた瞬間に、怒りながらも無念な犬がもらした喉のうなり、、、というところだ。
さあ、これから開く玄関のドア、ああ憂鬱だ。

諸君、いつも言っているが「愛犬家」は人間であって既に人間ではないと思ってくれ。こういう場合、その飼い主を自分と同じ人間だと思っていては全てが失敗する。自分とは全く違う新たな生物であると認識し、その生態を正しく理解することに努め、細心の注意を払って対峙せねばならない。

玄関の外にまでキャンワンダダキュキュカッコラー系の騒音が聞こえてきた本日のこのケースでは、この家の人間は、この犬のしつけに完全に失敗しているとまず断定して構わない。つまり玄関をあけた後に諸君がどんなにその犬にジェントルな行動を期待しても、全て裏切られるだけであるというコトを肝に銘じろ。
そしてこの時点で同様に、この飼い主に対しても理性的なジェントリーな行動および対応は決して期待出来ない。そもそもキャンキャンと騒ぐ人騒がせな駄犬を玄関先にまで勝手にさせて来客を迎えようとしている時点で、飼い主の品性と怠惰が分かろうというもの、他もすべて推して知るべしだ。
諸君が展開するどんな話題に対しても、そのレベルの答えが返ってくる事を覚悟し想定せよ。

傾向と対策

・最初は犬を抱きかかえたものの、このタイプの飼い主は玄関先で会話が始まり犬が少し落ち着いたとたんに「あらもう落ち着いたわね」などと根拠のない油断にあふれた言葉を吐きながら床にまた犬を放す可能性が非常に高い。それにより今までに何度来客に迷惑をかけたか、既に忘れている学習能力のない飼い主なのだと理解し、あきらめること。

・高級なストッキングをはいてきてしまった貴君、哀れ伝線ビリビリご臨終コースもやむなしとしてあきらめるべし。

・ドアが空いた瞬間、何はともあれ犬の位置と視線、表情、係留状態を全速力最優先ですばやく目視確認すべし。安全確認の後、今度はその犬を耳の先から尻尾の先までくまなく観察し「褒めることのできる所」もしくは「褒めてもさしつかえない所」最低でも「褒めても人間性を疑われない所」を最低3箇所は発見し心のメモにしっかり記述せよ。

・そして飼い主の顔を見ながら満面の笑顔で言え。「元気で可愛いワンちゃんですね!わたくしワンちゃんが大好きなんです♪」と。


上記対策における「最低3カ所のヨイショポイントチェック」をうまくこなせない諸君は心配しないでくれたまえ。次の講座では犬種別タイプ別にポイントの見分け方を解説する。

さて今日はこの辺にしておこう、、ん?不服そうな顔をしているね?
ああ君は愛犬家だったっけ、失礼。ではまた諸君。

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