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October

動物カメラマンってどんな仕事?

2011.10.24 TOTAL ACCESS:84

動物カメラマンってどんな仕事?

動物・ペットにまつわるお仕事発見! 第8回:動物カメラマン編。
毎回、動物に係わるお仕事や資格についての情報をお届けしていますが、今回は動物だけに止まらない、幅広いフィールドで活躍中のフリーカメラマンにお話をうかがいました。犬を撮影するときの心得だけでなく、カメラマンの現状についてなど、とても貴重なお話をお聞きし、プロとしてやっていく厳しさも感じました。それを理解したうえで「なりたい!」と思う情熱が必要のようです。

どんな仕事なのか

動物カメラマンとは、動物を専門に撮るカメラマンのことです。
しかし実際には、「動物」だけを専門に撮影し、活躍しているプロのカメラマンは一握りでしょう。さまざまな写真を撮る仕事をしながら、その中で動物の写真を撮る…というカメラマンが多いのが現状だと思います。

主に扱う動物の種類

犬がほとんどです。まれに猫を撮影する場合もあります。

資格取得期間や費用

カメラに関しては専門学校や養成所で学びます。その後は、事務所に所属してプロのカメラマンのアシスタントになるなど、現場で経験を積んで知識や技術を身につけていきます。
私の場合は、広告制作会社勤務後、雑誌カメラマンを経てフリーで活動している時に、ふとしたきっかけからペット専門誌のカメラマンを始めました。

写真に関しては大学の写真学科や専門学校で学びます。その後は、制作会社や写真事務所、貸しスタジオ等でカメラマンのアシスタントになるなど、現場で経験を積んで知識や技術を身につけていきます。まれに学校などでは学ばず、いきなりアシスタントから始める方もいらっしゃいます。
私の場合は、広告制作会社勤務後フリーランスとなり、雑誌等に関わるなかから知りあったライターさんの紹介でペット専門誌のカメラマンを始めました。

どんな人に向いているか

コミュニケーション力のある人:編集者やライター・飼い主さんとコミュニケーションを図ることは大切。
観察力や忍耐力のある人:動物はカメラマンの思うとおりには動いてくれません。
客観性の保てる人:被写体(犬)にのめり込むことなく、一歩引いて見ることができるように。
*ただし写真によっては、のめり込んで撮ったものがいい場合もあります。

従事する上でのポイント

  • どんな写真が求められているのかを理解することが大切です。私が犬専門誌のカメラマンをする時は、雑誌の企画意図を理解したうえで撮影にのぞんでいます。
  • 写真を撮るときには、現場の光線状態に自然で、なおかつ被写体の特徴(体格・体色・毛質等)が出せる立体的なライティングと、躍動感ある表情や動きが撮れるシャッタータイミングを心がけています。
  • 犬になつかれすぎない、ある程度の距離感が必要です。同時に飼い主さんとのコミュニケーションを図りながら撮影します。

1日のスケジュール

基本的に1日2軒のお宅にうかがい愛犬を撮影します。
午前中、ライターと集合

1軒目のお宅へ車で移動
室内・室外などで愛犬を撮影

午後、2件目のお宅へ車で移動
室内・室外などで愛犬を撮影

写真データの整理
編集部や関係者へ写真データ送信

※実際に使う写真が40枚の場合、7~800枚近い写真を撮影します。
※カメラやライトなど機材が多いので、基本は車移動。免許取得必須です!

その他・メッセージなど

私は犬の写真だけでなく、商業写真全般さまざまな分野の撮影もしています。デジタルが普及し動画も必須となりつつある今、カメラマンという職業は決してラクではありません。写真が好きで、動物が好きで、専門にやりたいという気持ちがあっても、まずはいろいろな写真を撮り経験を積むことが大切だと思います。

フリーカメラマン 日野道生(ひの・みちお)
日野 道生:建築物等施設撮影から人物、料理、ジュエリーまで、雑誌では旅行、アウトドアー、スキー関連を経て、現在は辰巳出版『コーギースタイル』を始めとする犬専門雑誌のカメラマンとしても活躍中。
写真提供:辰巳出版

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