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October

動物看護士ってどんな仕事?

2012.10.03 TOTAL ACCESS:115

動物看護士ってどんな仕事?

動物看護士(以下AHT)は、Animal Health Technicianの略です。「動物衛生看護士」と呼ばれることもあり、日本では、2万人以上の取得者がいると言われています。このAHT、アメリカではレントゲン撮影や麻酔等の処置を行うなど、専門職としての地位を確立しているそうですから、今後、日本でもこのような動きがでてくる可能性も考えられますね。さて、それでは一体どのようなお仕事なのか、さっそくうかがってみましょう。

どんな仕事なのか

動物の看護師です。獣医師の診断に基づく治療プランに携わり、診療補佐をするだけでなく、手術のサポート・管理や動物の看護、飼育管理、また飼い主さんへの治療ご指導・ご相談なども行います。チーム医療の一員としての自覚が重要で、AHTとして独自の見解を持つことが大切です。もちろん専門的な診断を下すのは獣医師なのですが、患者の状態をみて、AHTとしての考え・知識をしっかり持つよう心がける必要があります。自分の考えをしっかり持つことで、患者に対してより良い医療を提供することにつながるのではないでしょうか。

主に扱う動物の種類

犬・猫やウサギ、鳥類、フェレット等のエキゾチックアニマルなど。

資格取得期間や費用

AHTは、現在のところは公的な資格ではありません。いろいろな団体が独自のカリキュラムによる養成コースを開講しています。自分に合った学校・養成機関を見つけるとよいでしょう。

どんな人に向いているか?従事する上でのポイント

動物が好きな人。さまざまな飼い主さんと係わることも多いため、コミュニケーション能力のある人。体力があり、自己管理できる人。命を扱う仕事であるため、動物のことを優先させることができ、奉仕の心を持った人。

従事する上でのポイント
大変やりがいのある、一生の仕事だと思います。「プライド」持ってできる仕事です。それだけに自己研鑽も大切。現場ではたくさんの経験をするとともに、最新の医療情報を得るために勉強を続けることが必要でしょう。そしてそれを患者さんに還元していきながら、仕事へのモチベーションを高めることが重要です。

1日のスケジュール

24時間365日対応の医療センターの場合。
19:00~翌8:30
8:30~19:00   のシフト制になります。
夜中の3:30から手術スタート(救急が多いことと、術後の安定期が午前中になるので、当日ご自宅にお返しすることが可能になるため)

その他・メッセージなど

動物の生命に係わっていますから、大きな責任も伴います。AHTのお仕事に興味を持ったら、どうしてこの仕事に就きたいのか、よく考えてみてください。 責任だけでなく、やりがいも十分。ぐったりとして運ばれてきた動物が、劇的に回復し、元気になって飼い主さんのもとに帰る時の喜びは、何にも代え難いものがあります。逆に私が元気をもらうこともあるくらいです。
時に、十分な医療を施しても残念な結果に終わることもありますが、後日、飼い主さんから「ありがとうございました」と、感謝のお手紙をいただくこともあり、やりがいを感じる瞬間でもあります。

動物救急医療センター がん手術センター
センター長 AHTチーフリーダー 野口美加さん
協力施設:動物救急医療センター(24時間365日診療)

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