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September

心をケアする!アニマルセラピーの活動とは?

2012.09.22 TOTAL ACCESS:11

心をケアする!アニマルセラピーの活動とは?

動物とふれあうと、なんだか心が優しくなりますね。医療・福祉の現場では「心をケアする」という考え方から、アニマルセラピーがとても有効だと言われています。アメリカにはいろいろな種類の動物がいる施設もあり、アニマルセラピーの有識者も多いそうです。それに比べて日本での認知度はまだまだ。しかしながら、これからどんどん広がる可能性を秘めた活動です。今回はいつもの「お仕事拝見」とは少し違った視点で、アニマルセラピーについてレポートします。

アニマルセラピーの種類

アニマルセラピー(CAPP)活動は、目的によって大きく3つに分けることができます。

AAA(Animal Assisted Activity)動物介在活動

動物とふれあうことによる情緒的な安定等を主な目的とした活動。アニマルセラピーとよばれる活動の多くはこのタイプにあてはまります。

AAT(Animal Assisted Therapy)動物介在療法

動物を介在させることで専門的な医療として行われる補助療法。医療従事者の主導で実施されます。

AAE(Animal Assisted Education)動物介在教育

動物とのふれあい方、命の大切さを小学生等の子供たちに学んでもらうための活動です。

CAPP活動を取材!

アニマル・メディカル・センターでは、平成元年から月1回、CAPP活動を行っています。参加するのはスタッフ犬や猫、フェレットに加え、CAPP活動ボランティアさんの犬など。訪問先はセンターから10分ほどのところにある老人施設です。今回はまだ活動2回目の猫もいましたが、まずは場に慣らすことから始めると、回を重ねるごとに、次第に落ち着いて参加できるようになるといいます。
「昨日、シャンプーとトリミングを済ませてきました!」と小型犬を連れたボランティアさん。毎回、清潔な状態を心がけているそうです。

まずは自己紹介からスタート

さて、施設のコミュニケーションスペースに入居者の皆さんが集まると、まずはセラピーアニマルの自己紹介から。その後、動物たちはお膝に抱っこされたり、頭を撫でてもらいます。
車椅子の男性に「○○ちゃんという猫ですよ」と声をかけると、「ああ、そう…」と、とても優しい表情になりました。そして手を少し持ち上げて、猫の背を優しく撫でながら「昔、猫を飼っていたよ」と、ゆっくりと話すのを、ボランティアのAさんがにこやかに聞いていました。
Aさんによると、その男性は前回もずっと猫を抱っこしていたとのこと。月1回のCAPP活動を、心待ちにしていらっしゃるのかもしれません。

セラピー活動は20分間で

今回、セラピーアニマルの活躍を目の当たりにして、動物たちが存在することの素晴らしさを体験することができました。また、飼い主さんからは「入居者の皆さんと、顔なじみになっていくことも楽しみのひとつです」とのコメントをいただき、心が温かくなりました。
このセラピー活動、動物たちもとても疲れるため、20分という短い時間で行われます。でもその内容はとても濃く、心を豊かにしてくれる活動だと感じました。

セラピーアニマルのみんな、飼い主さん、お疲れさまでした!

アニマル・メディカルセンター・CAPP活動事務局からメッセージ

CAPP活動のボランティアスタッフは、当センターの患者さんやドッグトレーナーさんたちです。ボランティア動物は、「吠えない・鳴かない・噛まない・喧嘩しない」等のしつけがよく行き届いていることが参加条件となります。いつも参加してくれる動物たちは皆とてもよい仔たちです。
施設の方々は、動物と触れることで手が上がるようになったり、久しぶりに笑ったり、放したくなくて泣いてしまったり、お話しをたくさんされたりなど、想像以上に刺激的な時間を過ごされていると思います。
また、「会話のできなかった方が動物を介してお話しができるようになった」と施設の方から報告をいただいており、参加してくれる動物を介して、施設の方々との間に絆が生まれたように感じています。このように、人間にとって難しい事でも、動物にできることが他にもたくさんあります。
私たちボランティアスタッフは、今後も動物との共生を第一に考え、社会に貢献できるよう努力して参ります。

取材協力:アニマル・メディカルセンター http://www.amc-japan.com/

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